交響曲第3番「シンフォニー・ポエム」(3月1日)
一楽章形式・オルガンつき・バンダソロトランペット15本というなかば突っ込んでくれといわんばかりの特徴まみれなこの曲。
単一楽章形式は珍しくないのかな?僕が今まで会わなかっただけで。僕的には反則技のようにすら聞こえるのですがw
ロリス・チェクナヴォリアン指揮 アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第3番「シンフォニー・ポエム」
(アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン)
やっぱりこういう曲は地元が強い。あのへんの土俗的な響きはこういう曲に反則的にマッチしますね。演奏の精度はかならずしも高いわけじゃないので、まずはストコフスキー盤を聞くべきなのかな?聞いていないからなんともいえませんが。この演奏もまたずいぶんとイカれてます。
冒頭の5分続く(もうこの時点で唖然ですが)ファンファーレで15本のTrpが暴れ狂う!もう音圧がおかしい。こんなの序盤から飛ばしちゃっていいのかと思うくらい。そしてオルガンソロが無双(「演奏困難でカットされることが多い」ってどんな楽譜なんでしょうか…)、またTrpがきてようやくちょっと落ち着いて。オケで実にスラブ的な主題が奏でられます。で、気がつくともう19分経過。
ざわ・・・
ざわ・・・
で、20分らへんからフィナーレに突入するわけですがこれがまたひどい!脳内麻薬暴発、パーカスからピッコロまでもれなく全パートがほえまくる猛烈なクライマックス。そしてこの期に及んでばてない金管がここぞとばかりに鳴らしまくる。そして怒涛の勢いのまま曲は超強奏で幕を閉じます。小林久仁郎版の吹奏楽のほうしか知らなかった自分は思わず笑いがこみ上げてきました。
原曲知らない人はまず聞くべきです!ハチャトゥリアン、こんな曲も書いてたのね・・・
おそるべし。
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