「マ・メール・ロワ」より(6月28日) 音楽 今日の一曲 2011年06月28日 今日はいつも通りコンクールライブ音源から。 全日本吹奏楽コンクール2010 Vol.2<中学校編II> 玉川学園中等部吹奏楽部(指揮:土屋和彦) 金賞 「マ・メール・ロア」より パゴダの女王レドロネット,妖精の園 (M.ラヴェル/鈴木英史) 最近の音源よりかは好んで昔の演奏を聴く自分ですが、この演奏は中でもお気に入りのほう。 なかなか全国大会の演奏回数も金賞も少ないマ・メール・ロアですが、これはその中でも屈指の名演。 鈴木英史の新編曲がよくマッチした演奏で。中学生らしからぬ技術の高さと表現の幅に驚き。 前半の「パゴダの女王レドロネット」では点描のような色彩感豊かで実にきれい。木管高音の澄んだ響きが特徴的で印象に残ります。 対して「妖精の園」では後半に向けての盛り上がり方が見事で、オーケストラのような広いダイナミクスがウリ。全曲を通してとっても上手にまとめられていると思います。 ただうまいだけでは金賞名演と言われなくなった昨今ですが、この演奏みたいなすがすがしい響きは技術をごり押しするような演奏と違って聞いていて気持ちのいいものですね。中学生らしさもちらほらみえて好感。 初々しさあふれる'99桑山中も聞くべし。 http:// [1回]PR