【感想】全日本吹奏楽コンクール後半3【富商・幕張総合】
目次出来ました!


後半04 北陸 富山県立富山商業高校(指揮:鍛冶伸也) 銅賞
♪(課) V 「薔薇戦争」より 戦場にて
♪(自) トリトン・デュアリティ (長生淳)
昨年の成績:北陸大会金賞
♪(課) V 「薔薇戦争」より 戦場にて
♪(自) トリトン・デュアリティ (長生淳)
昨年の成績:北陸大会金賞
00 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 金-銀-銅 |
(金) | (金) | 銅 | 銀 |
銀 |
休 | (銀) | 銀 |
(金) | (金) | (金) | 銅 |
0 - 2 - 3 |
古参の富山商のサウンドは全くブレず、質実剛健のしっかりしたサウンドは二階席でも十分に聞こえました。正統派の見事な演奏。この日にしては珍しくティンパニがひな壇上にあり、冒頭の打音が粒が揃って聞こえたのがよかったです。楽譜に味をつけすぎることなく、さらりとこなしているようで完成度の高い課題曲。しっかりした金管群がひっぱる作りは
♪(自)トリトン・デュアリティ
四季連祷の他に委嘱一曲と長生作品を多く取り上げてきたこのバンド。近年の全国出場のうち実に4回が長生作品です。その慣れのためか背伸び感はなく、独特の和音・ダイナミクスもお手の物。長生作品はうまく言葉にしづらい難しさ、魅力があります。この演奏もあらが目立ったわけでは全くなく、いい意味で「予想通り」で会場ではう~ん、さすが!と思ったのですが、なんといったらいいのかな、後述の幕張総合と比べると(同じ長生作品が続いてしまったので)いま一歩劣るかなと思ってしまいます。インパクトを差し引いても。
後半はベクトルの異なる団体が多く個性が出放題、優劣をつけるのが非常に難しい。
後半05 東関東 千葉県立幕張総合高校(指揮:佐藤博) 金賞
♪(課) II 天国の島
♪(自) 紺碧の波濤 (長生淳)
昨年の成績:東関東大会金賞
♪(課)「天国の島」
オーケストラらしさも感じさせるボックス配置の木管に目が行きましたが、課題曲が始まりその効果…もさることながら個人技の高さに驚き。強豪のひしめき合う東関東を抜けてきたバンドです。よい意味で木管のソロ・ソリを聞いているような演奏で、曲の流れもバッチリつかめてました。最後は理性的にまとめてフィニッシュ。tutti部では力業感を感じる部分もありましたが、初々しさも相まって非常にハイレベルな課題曲。これは初出場で金を…とすでに思わせる。
♪(自)紺碧の波濤
文教大学の名演から5年、今年はデアクライスを並んで幕張が全国に持ってきました。長生作品の中では比較的メロディックでとっつきやすい印象の曲ですが、トランペットのハイトーン、木管の連符の応酬に各ソロとごまかしのきかない曲故、楓葉の舞ほど爆発的なブームにはならなかったのでしょうか。
天国の島の時点でこのバンドの木管群には俄然期待の高まる客席でしたが、さらにそれを超えてくる音の波に脱帽。一体となってうねる木管の波は曲通りの海を思わせる流れ。後半部はかなりスピーディーに飛ばしており、個人的にはギリギリを攻めている印象ですが破綻することなく最後まで駆け抜けていました.各パートレベルが高いのですが、Fgの3人が表となり裏となりバンドをかなり引っ張っていた印象です。
贅沢を言ってしまうと、文教大とは全く違う解釈・アプローチの演奏ゆえ、金管のなりはかなり薄口に感じてしまったのも実は事実。とはいえ、初出場とは思えない大名演でした。
納得の金賞です。
♪(課) II 天国の島
♪(自) 紺碧の波濤 (長生淳)
昨年の成績:東関東大会金賞
00 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 金-銀-銅 |
― | ― | ― | ― | ― | ― | (金) | (金) | (銀) | (金) | (金) | 金 |
1 - 0 - 0 |
♪(課)「天国の島」
オーケストラらしさも感じさせるボックス配置の木管に目が行きましたが、課題曲が始まりその効果…もさることながら個人技の高さに驚き。強豪のひしめき合う東関東を抜けてきたバンドです。よい意味で木管のソロ・ソリを聞いているような演奏で、曲の流れもバッチリつかめてました。最後は理性的にまとめてフィニッシュ。tutti部では力業感を感じる部分もありましたが、初々しさも相まって非常にハイレベルな課題曲。これは初出場で金を…とすでに思わせる。
♪(自)紺碧の波濤
文教大学の名演から5年、今年はデアクライスを並んで幕張が全国に持ってきました。長生作品の中では比較的メロディックでとっつきやすい印象の曲ですが、トランペットのハイトーン、木管の連符の応酬に各ソロとごまかしのきかない曲故、楓葉の舞ほど爆発的なブームにはならなかったのでしょうか。
天国の島の時点でこのバンドの木管群には俄然期待の高まる客席でしたが、さらにそれを超えてくる音の波に脱帽。一体となってうねる木管の波は曲通りの海を思わせる流れ。後半部はかなりスピーディーに飛ばしており、個人的にはギリギリを攻めている印象ですが破綻することなく最後まで駆け抜けていました.各パートレベルが高いのですが、Fgの3人が表となり裏となりバンドをかなり引っ張っていた印象です。
贅沢を言ってしまうと、文教大とは全く違う解釈・アプローチの演奏ゆえ、金管のなりはかなり薄口に感じてしまったのも実は事実。とはいえ、初出場とは思えない大名演でした。
納得の金賞です。
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