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更新は頻繁になったりならなかったり。

全日本吹奏楽コンクール秋田県大会 中学の部 感想その2

つづいて順当にいけば6-9番ですが、ちょっと後輩のところに遊びに行ってたりしたので。
残念ながら7・9番しか聞いていません。
午後も用事があったりと抜けがちだったので、ここはとりあえず5団体ずつ紹介していきます。

次は7番将軍野中、9番本荘北中、10番花輪一中、11番五城目一中、13番大曲中。

07 秋田市立将軍野中学校 銀賞
♪(課)I マーチ「ライヴリー・アヴェニュー」
♪(自)吹奏楽のための神話―天の岩屋戸の物語による

♪(課)元気で推進力のある演奏。よくまとまっていたと思います。ただ、パーカッションのバランスが少々大きすぎたかなと思います。頑張りすぎかも。ベースに人が多いのが安定感の秘訣かな?ラストはコンパクトにまとめたなかなかよい演奏。
シンバルの子がミスってしまった瞬間の古澤先生の目がマジでした。

♪(自)課題曲とのインターバルが長めで、「お、どうなる?」と期待させられました。で、冒頭のクラにノックアウト!結構なプレッシャーだと思いますがよくやった。一気に会場の雰囲気が変わりました。55人いない、どちらかというと少なめの編成ながら、各パートが曲をよくこなしている印象でした。ところどころ不安定になってしまう瞬間もありましたが、かなり健闘したと思います。Fl,ClのSoloもGood。弱奏部の妖しい雰囲気は予想以上によく出ていました。御野場とならんで午前中の演奏の中で印象に残った演奏でした。


09 由利本荘市立本荘北中学校 銅賞
♪(課)IV 南風のマーチ
♪(自)たなばた

♪(課)冒頭のテンポがブレてしまい残念。一日聞いて、IVは地雷かもと思った。ただ、人数の多いClがしっかりなっていて、バランスは悪くない。加えてダイナミクスのつけ方にも工夫が見られてなかなかよかったと思う。どちらかというとがっしり鳴らす演奏であった。

♪(自)Trb.soliはGood。柔らかいサウンドがこの曲にぴったりでした。オーソドックスながら、各パートがよくこなしていてよかったと思います。しかしながら、こういったわかりやすく有名な曲をやる、ということは楽譜通りでは少々物足りなく感じてしまう、ということと表裏一体なのではないでしょうか。テンポのメリハリなどもついていてなかなかよかったとは思います。先生のタクトがとても大きなことが印象に残りました。


10 鹿角市立花輪第一中学校 銀賞
♪(課)I マーチ「ライヴリー アヴェニュー」
♪(自)喜歌劇「サーカスの女王」セレクション
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♪(課)豪快に鳴らす、中学生らしい素直なサウンドが好感。前日の花輪高校のサウンドを彷彿とさせるような音であった。Trioは前半と対照的にゆったり歌う吹き方であった。そしてダブルスネア、しっかりとしたcrescが効果的であった。快活でよくなっているのだが少々音が痛いかも?
そして課題曲直後に携帯が鳴った。観客のこういった無神経な振る舞いには本当に憤りを覚える。

♪(自)全体的に鳴りは十分なのだが、メロディーやオブリガードが少々埋もれてしまった箇所がいくつか。なにをしているのか少々不明瞭になってしまったのは残念。セレクション、などわかりやすい曲をやること=普通に演奏したのではちょっと物足りない、のかもしれないと思った。反面、というか楽しそうに吹いているのが感じられたのはとても好感、生徒先生ともに「やりきった」感が感じられる演奏でした。


11 五城目町立五城目第一中学校 銅賞
♪(課)I マーチ「ライヴリー アヴェニュー」
♪(自)喜歌劇「サーカスの女王」セレクション
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♪(課)ピッチの不安定さによる音の濁りが少々気になってしまう。Trp,Clは少ない人数の割によくなっていた。ただ、低音は(自分が低音だから気になるのかもしれないが)少々粗雑な印象。木低のサウンドがもう少し柔らかく、まず金低がベースになれれば。全体的に元気な演奏であったが、ちょっと不安定だったか。

♪(自)強奏が少々荒っぽく聴こえてしまう。ただ、PercやHighw.w.のグリッサンドの扱いなんかは「ぽさ」を出す工夫として理想的だと思う。各Soloもなかなかよかった。やっぱりセクションものは得意としてるのか、元気なサウンドが生きていた。ラストに向けての盛り上がりも流石だったものの、やはり少々粗さが気になる。


13 大仙市立大曲中学校 金賞(代表)
♪(課)I マーチ「ライヴリー アヴェニュー」
♪(自)カントゥス・ソナーレ
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♪(課)演奏の前に、阿部(慎)先生ばりのダイナミックな指揮が印象的。ま、棒については全くわからんので、はい。芯の太い骨太な演奏。木管が若干薄いかとも思うが、全体的にはtuttiの重厚なサウンドで勝負の演奏。県南らしい(?)粘度の高い歌い方。このマーチによくあるすっきりとした演奏とベクトルの違うものの、これはこれでなかなかよかった。

♪(自)2年前の蜘蛛の糸と比べると(昨年聞いてないもので)ずいぶん整った印象。力の入った指揮とともに、とにかく骨の太い演奏。強弱もはっきりわかる。金管群、少々音に力みもあるものの表情が豊かで驚き。特にラストへの盛り上がりは十二分に素晴らしい。とにかく豊かで広いサウンドと、粘度の高い歌いこみが曲によくマッチした。弱奏部の少ない(?)分、ちょっとうるさく思われないかとも思う。

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